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槍ヶ岳 1日目 [山]

2012年夏の一大イベント、槍ヶ岳登山に行ってきました。

念願だったあの槍の穂先・・・

天気予報は最悪・・・果たして登ってこれたのか?!



出発は仕事終わりの金曜日。

バタバタしながら夜行バス「さわやか信州号」出発地の新大阪へ向かう。


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お盆近くということもあって、夜行バス乗り場は人であふれている。

さわやか信州号は大きな街灯の下。

登山客らしき人たちでいっぱいだ。

22時50分、定刻より20分遅れで出発。


ここで神奈川から来る友人から連絡が入る。

な、なんと、バスに乗り遅れたらしい・・・w

明日朝一の電車で来ればなんとか間に合うっぽいが、

初日の予定が大幅に狂ってしまうな。。


深夜の名神高速をバスは走る。

昨日睡眠不足だったためか、予想外にぐっすりと眠れる。


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5時半、沢渡(さわんど)駐車場に到着。

上高地は繁忙期のツアーバス乗り入れが禁止されているため、

ここで路線バスに乗り換える。


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6時過ぎ、上高地バスセンターに到着。

名古屋から参戦する友人がもう到着していた。

本来ならすぐに出発できるのだが、

神奈川の友人の到着予定時刻は11時15分だ。。。


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暇すぎて、朝ごはんをいただく(笑)

とろろそば。

少し、眠る。。。


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暇すぎて、2人で大富豪(笑)

カードの多さに引いてしまう・・・

そして負ける・・・


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午前11時半、ようやく東京からの友人が到着。

5時間近くも待ったぞ全く・・・

それにしても、このザックカバーのセンスはなんだ・・・(笑)


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河童橋。

観光地色の強い上高地を通り過ぎ、山の世界へ入っていく。

今日は槍沢ロッジまで行く予定。


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梓川沿いの散策路を1時間ほど歩くと、明神館に到着。

出発から1時間でいきなり昼食(笑)

ここから一望できる明神岳がりりしい。


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ほぼ平坦な散策路をひたすら進む。


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ライチョウ・・・

ではなく、普通のハトである。


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梓川。

本日の天候は曇り。


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明神館から1時間で徳沢ロッジに到着。

単調な道のりが延々と続く。


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さらに、徳沢ロッジから1時間強で横尾山荘に到着。

横尾山荘には大学時代の登山合宿で泊まったことがある。

お風呂もあるし、きれいな宿であった。


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横尾大橋。


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槍ヶ岳頂上までは、距離的にはここが半分らしい。


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蝶ヶ岳方面との分岐は左に折れて、槍ヶ岳方面へ。


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山の緑と、このカラー(笑)


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気を紛らわせるため、「覚えてしりとり」をしながら進む。

槍ヶ岳→けむし→しかばね→ネガティブ→部活→ツンドラ地帯・・・

そんなことをしていたらいつの間にか、「一の俣」に到着。


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沢の水がきれいだ・・・


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プロトタイプ→プリン体→犬神毛の一族→くびれ→レジェンドオブアメリカ→か、か、か・・・


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17時頃、槍沢ロッジに到着。

ふ~、お疲れ様でした。


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横尾から4キロ。


夕食は19時20分からとのことなので、

先に風呂に入る。

風呂は水を注ぎ足し自分で温めるタイプ。

熱湯噴き出し口はめちゃくちゃ熱い(笑)


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そして、風呂上りに生ビールで乾杯。

山で飲むビールは最高!!


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テンションが上がり、なぞの行動を行う友人K。


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小さいながらもヘリポートがある。

物資はヘリで輸送しているのだろうか。


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夕食。ビールで多少腹が膨れているが、

頑張って食べる。


21時、就寝。

疲れきっていたのか、すぐに眠りに着くことができた。


2日目へ続く。。。
http://p-ting.blog.so-net.ne.jp/archive/20120817


氷ノ山登山 [山]

兵庫県民として一度は登っておかねばならないと思っていた、

県下標高第1位である「氷ノ山」に登ってきた。

(氷ノ山の読みは「ひょうのせん」。)


その日は午後天候が崩れる予報だったので、

なるべく早めに登ることにした。


と言うわけで3時起床。

完全に起きたくなかったが、嫌々起きて車を氷ノ山まで走らせる。


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5時頃、国道9号線沿いのコンビニで買い出し。

徐々に明るくなり、さっきまで曇っていた空もすっかり晴れてきた。


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午前6時、登山口である福定親水公園に到着。

既に4~5台の車が停まっていた。

今回はここから氷ノ山越え~氷ノ山頂上~東尾根を回るポピュラーなコースを辿る。


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氷ノ山頂上までは5.2km。

これから0.5kmごとにこの看板が設置されており、

頂上までの距離を知ることができる。


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ここ福定登山口の標高は660m。頂上は1510m。

標高差にして約850mである。

※写真クリックで大きい写真を表示します。


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登山靴を履いてトイレも済ませ、準備万端。

さぁ、いざゆかん氷ノ山。

6時15分、福定登山口出発。


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しばらく行くと、川が土砂で埋まっていた。

最近土砂崩れでもあったのだろうか?

しかし、きちんと矢印が書いてあり、迷わず進むことができる。


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布滝。

展望台?みたいな橋の上から撮影。


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いきなり登りがきつすぎる。

これでもか!と言わんばかりの急坂だ。。。

つづら折れでどんどん登る。


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この看板を見てホッとした(笑)。


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出発から45分で地蔵堂に到着。

あの単独行登山家、加藤文太郎が泊まったことでも有名らしい。


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地蔵堂付近からはゆるやかな登りに変わる。


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途中、大規模な土砂崩れがあったのか、道が大きくえぐれていた。

川を渡る際には写真のはしご(階段?)を通る。


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木地屋跡。

木地屋というのは、山の中にこもって木材を加工し、

お椀などを売って生計を立てる「木地師」のお店のことだ。

大学時代に上山高原について調べたとき、地元の方に教わったことがある。


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弘法の水。

水道水をちょっとだけひねったような細い水流を必死に汲み取る。

冷たくて美味しい。


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頂上がちらっと見えた。


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ここが頂上。避難小屋があるのでわかりやすい。


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出発から2時間弱で氷ノ山越えに着いた。

ここは峠になっており、鳥取側の登山口に降りれるルートと、

氷ノ山~鉢伏山の尾根道とが交差する箇所だ。


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氷ノ山越避難小屋。

ここから頂上までは尾根道。

雷のような音がしてビクビクするが、実は飛行機の音だと後に気付く。

しばし休憩して、いざ氷ノ山を目指す。


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尾根道は傾斜がキツイところもあるが割と歩きやすい。


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高山帯に入るのか?高い樹木が少なくなってきたような気がする。


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ぎゃ~、曇ってきた・・・

楽しみにしていた頂上からの展望が・・・


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午前8時40分、仙谷口に到着。

ここからも鳥取方面に降りる別ルートが分岐している。

(クサリ場のある健脚ルートらしい。)


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天候は、鳥取側は快晴なのだが、

兵庫側が雲っているという不思議な天気。

尾根で天候がはっきり分かれている。

(写真の右側が兵庫県側。きっとこちらから湿った空気が流れ込んでいるのだろう。)


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さぁ、頂上まで残り0.5km。

最後の登りだ。


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頂上が目前に見えてきた。

頂上付近は湿原保護のためか、木組みの道となっている。


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午前9時、氷ノ山頂上に到着。

出発から3時間。登りはきつかったが、割とあっと言う間だった気がする。

登山者が数名、休憩を取っていた。

ここで昼食。といってもまだ朝の9時なんだが。。。


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鳥取県側の展望。素晴らしい。

帰ってから調べたところ、天気の良い日は大山も見えるらしい。


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こちらは三ノ丸方面。尾根道がずっと続いているのが見える。


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さて、我々が登ってきた兵庫側は・・・

相変わらず曇ってなにも見えなかったが、一瞬晴れ間がのぞいた。


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氷ノ山越えの小屋が確認できた。

今まで登ってきた道を見れるのは楽しいのだが、

またすぐに雲で隠れてしまった。残念。。。


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山頂からは、東尾根方面へと下山する。

山頂付近は湿原となっており、笹が生い茂っている。


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相変わらずの木組みの道。

若干滑りやすいし、歩幅が合わず歩きにくい。


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緩やかな下りを進むと、頂上から20分で神大ヒュッテの分岐。

大段ヶ原方面との分かれ道だ。

水が底を突こうとしていた父は、地図に書かれた「水場」を探したが、

特にそのようなものは見つからなかった。

左へ折れ、東尾根へと進む。


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ここからの道は下りで楽かと思っていたのだが、

実際には、道幅の細い箇所があったり、木の根が滑りやすかったり、

急勾配な箇所もあり、なかなか体力を使う道であった。


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途中、一の谷水飲み場で水を汲もうと試みる父。

石が滑りまくるので、最終的にはもっと近い場所で水を取水した。


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神大ヒュッテからちょうど1時間で東尾根避難小屋に到着。

予想以上に険しく長い道のりだった。


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ここからは東尾根登山口に降りるため、左に分岐する。


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その道はものすごい勾配の階段だった。

足をプルプルさせながら下っていく。


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杉林を抜けると、景色が開けた。

鉢伏山が一望できる。


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11時30分、東尾根登山口に到着。

ひざがプルプル、足が痛い。。。

ここからは林道を歩いて行く。


ちなみにこの林道、過去に車で福定→戸倉を通ったことがあるが、

どんどん道が悪くなっていき、雨水で路面がえぐれたボコボコのひどい道になり、

デミオのタイヤがパンクしないかヒヤヒヤしながら泣きそうになった記憶がある。


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夏で使われないリフト。

氷ノ山の上の方はやはり雲がかかっている。


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氷ノ山国際スキー場。

スキー場の夏はこんな感じなんですね。

雪がないと急斜面に感じるのが不思議だ。


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12時、福定登山口に戻ってきた。

親水公園では子供たちがキャンプ活動を行っている。

計6時間の登山はここで終了。

高低差850mのしんどさに加え、道の難易度も六甲山などに比べたら高く、

なかなか疲れる登山であった。

しかし、氷ノ山を制覇できたことはとても嬉しいことであった。


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帰りは「万灯の湯」に入浴。


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なんと浴場は「氷ノ山の湯」であった。

湯に浸かり、登山の疲れを癒した。



【登山データ】
※若干の休憩は随時行っているため、あくまで目安です。

06:15 福定登山口
07:00 地蔵堂
08:00 氷ノ山越
08:40 仙谷口
09:00 氷ノ山山頂着(ご飯休憩)
09:40 氷ノ山山頂発
10:05 神大ヒュッテ
11:05 東尾根避難小屋
11:25 東尾根登山口
12:10 福定登山口

~感想~
氷ノ山に登る複数のルートの中で、一番健脚ルートと言われるのも納得。
福定登山口から地蔵堂までのつづら折りの登りはかなり強烈。
それ以降は比較的ゆるやかな登り。晴れていれば氷ノ山山頂からの景色は抜群。
東尾根のルートは歩きにくい箇所もあり難易度は若干高め。
次回は鳥取側から登って、三ノ丸方面にも行ってみたいと思う。

甲山~観音山~ごろごろ岳 [山]

先日、先輩方と甲山~観音山~ごろごろ岳に出かけた。

六甲山の低山登山は久しぶりである。


10時前に阪急甲東園駅に集合。

天候は曇り。梅雨前ということもあり、ほどよい気温である。


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甲東園から関西学院大学へ。

正門を入ると、創立125周年まであと848日の電光掲示板が!!(気が早い!!)

構内にて、食料を学生価格で調達する。


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関西学院大学から甲山森林公園を通り、神呪寺へ。

神呪寺のよみは、目的地の「観音」山と一緒だが、

なんとも恐ろしい漢字を用いている。

元々は神の寺(かんのじ)だったのが、なまって変化したらしい。

なぜこのような字になってしまったのか。。。


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神呪寺から階段を15分ほど登ると甲山頂上。

頂上は広場になっており、

お昼ご飯を食べる家族連れや山ガールを引き連れたガイドさん、

年配団体など様々な人がいた。


ここでM先輩が持ってきてくれた冷凍オレンジと、冷凍バナナ・・・を食す。

登山において、凍らせたフルーツほど魅力的なものはない。が、

冷凍バナナ・・・何とも言えない絶妙な味だった。


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甲山を降り、北山貯水池を眺めることができる湿地帯でお昼ご飯。

M先輩のリュックは、購入したキムチ丼によってキムチ臭の巣窟となっていた。

そのキムチ臭にやられてしまった先輩は、

もはや豚キムチを食す気力さえ残っていなかった。。。

恐るべし豚キムチ・・・登山にキムチは向かないのかも。。。


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鷲林寺に到着。

真言宗の結構有名?なお寺らしく、なかなか広い。

境内にある鐘はただで撞くことができる。

ただトイレは少し怖い。


先輩方がしんどいしんどいと駄々をこねだす。

あの、観音山の登りはこれからなんですけど・・・

時間も押していたので、ごろごろ岳には寄らず、

奥池に抜けてバスで帰るルートに変更。


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鷲林寺から観音山までの登りは4コースあるらしい。

一番しんどくないと噂の「せせらぎコース」を選択。

(写真では見難いですが、一番上の大回りのコース)


せせらぎと言うだけあって、沢沿いの道を登っていく。


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途中にある「旭滝」。

乏しい水量だが、空気はヒヤッとしていた。


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鷲林寺から30分ほどで、パノラマコースの尾根道にぶつかる。

その分岐点から尾根道を鷲林寺方面にしばらく戻って、

パノラマコースの分岐を左折して少し行くと、観音山に到着。

ここからの展望がすばらしい。

甲山、北山貯水池方面から、六甲山方面まで360°の展望である。


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一応「観音山」の標識は立っているものの、

実はここは地図上の頂上ではないようだ。

(帰ってから調べたところ、真の頂上はもうちょい西にあり、樹木で展望はゼロのようです。)

だから標高が書いてなかったのかな??


さぁ後は帰るだけと、奥池方面に向かっていると、

なにやら草むらでゴソゴソしているおじさんが・・・

「さっき、まむしを見つけたんだよ。写真見る?」

といっていきなり話しかけてきた。


どうやらこのおじさんたちはごろごろ岳まで行くらしく、

「奥池に行くならごろごろ岳経由でも2分しか変わらないよ~」というので、

(半ば強引に)おじさまたちに付いて行く事に。。。


植物のことに詳しげなお二人は、道中様々な植物の説明をしてくれ、

これは食虫植物だ、とか、この葉っぱをかじったらクールな臭いがするよ、とか、

手にもっているビニール袋には気絶させたマムシが入っていて、

家に帰ってから赤外線の研究に使うとか、

10秒に1度は高等な親父ギャグを連発する、にぎやかなおじさんだった。

その巧みな言葉遣いと返しのうまさ、流暢な外国語、豊富な知識。

会社員で海外を飛び回っていると言っていたが、

いったい何者なのか。。。


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教えていただいたなんとか草という花。

すみません、名前を忘れてしまいました。。。


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結構歩いてごろごろ岳に到着。

標高が565.6mというところに由来している名前らしい。

しかし、そばには住宅地が迫っており、

頂上らしからぬたたずまいだ。


そしてなんとおじさんたちの車がここにおかれていた。

予想外のあっけないゴール。。。

おじさんたちの車に乗せてもらい、奥池へ。

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奥池では、ぷくぷく太った鯉にエサをやっている家族連れがいた。

他にも、「犬友」と呼ばれる人たちが犬を散歩させていた。

ゆったりとした時間が流れる。さすがは高級住宅地。


結局おじさんたちに芦屋川駅まで送っていただいて、無事解散。

正体不明のおじさまがた、ありがとうございました。

5月の大台ヶ原 [山]

先日、奈良県は大台ヶ原に行ってきた。

大台ヶ原は遠い。

そのため、奈良に前泊することにした。

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ゲストハウス「奈良小町」。

お上品なオーナーさんがお出迎え。

狭いが、空間がうまく利用されている。

そして館内がとてもきれいである。

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トイレはスケルトンタイプ。


さて、翌日は奈良を7時に出発。

本来は国道169号から新伯母峰トンネル手前の大台ヶ原ドライブウェイ分岐を曲がるのだが、

2012年5月現在、大台ヶ原ドライブウェイは災害に寄り一部区間通行止めのため、

新伯母峰トンネルを越えて、旧169号線を折り返す形での迂回路を通る。

昔は通行止めだった旧169号を通行できるなんて・・・

ちょっとラッキーである♪


さて、標高があがるにつれ雲のなかへ突入する。

登山口の駐車場に着いた時にはあたり一面真っ白。

そして暴風が吹き荒れる極寒の世界。

5月と言えど大台ヶ原は体感温度氷点下だ。


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めげずに出発。

今回のコースはフリーで入れる東大台だ。

(西大台は環境保全のため事前に立ち入り申請が必要。)

整備された散策路を歩く。


歩いていると、時折、空から氷が降ってくる。

ヒョウか??

天気が荒れているからヒョウも降るわな・・・

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いや、ヒョウとは少し形が違う・・・

なんか氷の塊みたいなのが降ってきているようだ。

なんじゃこりゃ・・・と思ったその時・・・


『ゴツッ!!!』

ピンポン玉クラスの氷塊が左手を直撃した!!

うおっ!こりゃぁたまらんぜっ!!

と、このように降ってくる氷にびくびくしながら前に進んで行ったのだが、

その落ちてくる氷の正体は・・・

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なんと空中の霧が暴風によって木に氷となって貼りついている!!

これが降ってきているようだった。

恐るべし大台ヶ原・・・

ちなみにこの氷のことを、「霧氷」というらしい。


落ちてくる氷と闘いながら、前に進む。

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海が見えるという展望台。

しかしながら本日の天気では海が見えない。。。

大台ヶ原は海からの湿った空気がぶつかる地形のため、

周辺が晴れていてもこの辺りのみ雲が広がることが多いらしい。


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立ち枯れの樹木が広がる。

伊勢湾台風によって、ほとんどの樹木が立ったまま枯れてしまったらしい。

降ってくる氷といい極寒の霧中といい、まるで異世界にいるようである。


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さぁいよいよ大蛇嵓(だいじゃぐら)へ。

切り立った断崖絶壁が拝めるとのことだが・・・


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はい、結果はコレ。

雲っていて何も見えませ~ん。。。

そしてすごい強風が吹いているので、立っているだけでも危険である。。


景色も見えず、容赦なく吹き付ける強風に意気消沈として引き返す。

しかし、しばらく歩いているとなんと晴れ間が・・・

今ならいけるかも・・・と、もう一度大蛇嵓へ向かうことに。

すると・・・


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絶景が・・・拝めた!!!

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強風と闘いながらさきっぽへ。

前方に見えるのが大蛇嵓。その先の崖下との標高差はなんと1000m!!

すごい迫力だ。

強風の中記念撮影を行い、次のスポットへ進む。


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鹿の大群と遭遇。

鹿たちはもそもそ餌を食っていた。

近くに人がいるのに逃げない。人慣れしているのか。


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大蛇嵓を過ぎるとコースはシオカラ谷と呼ばれる沢まで降りる。

ここからゴールまでが試練の登りとなる。


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出発して5時間弱。

無事駐車場に戻ってきた。

朝の天気が嘘みたいに穏やかである。

コースタイムとしては途中昼飯と大蛇嵓に2回行ったので、

歩くだけなら4時間も掛からないであろう。

コースもほぼ平坦なので、軽めのハイキングと言った感じであった。


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帰りは津風呂湖温泉に立ち寄る。

新しい施設ではないが、露天風呂のかえでがなんとも風流であった。

そして焼き肉をたらふく食って帰宅した。

高尾山登山 ~vol.3~ [山]

高尾山登山 ~vol.2~の続き
http://p-ting.blog.so-net.ne.jp/2011-07-24

[ルート]
高尾山(599m)~城山(650m)~※今ここ※~小仏峠(560m)~景信山(727m)~何個か峠~陣馬山(857m)

城山(650m)から小仏峠までは下りとなる。

歩いていて、登山道を走っている人たちと結構出会う。
なんとかっていうスポーツ名があったと思うが、何だったかな~
(帰宅後調べると、「トレイルランニング」というスポーツであると判明。)

歩いているだけでもしんどいのに、
山道を走り続けるなんて・・・本当にすごい人たちだ。。。

さて、坂道をひたすら下り切ると、小仏峠に到着。
峠を越える道は都道516号線に指定されているが、完全な登山道である。
中央自動車道とJRの中央本線が、この下を小仏トンネルで抜けている。

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峠は広場になっている。
昔はこの峠を人々が越えていたのかと思うと、感慨深い。
中央道の小仏トンネルは渋滞の名所となっていて、今も交通の要衝であることがうかがえる。
さてここからはまた激しい登りが待ち構えている。

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犬も山を登っていた。
とても暑そうだった。少し心配になる。。。

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名もなき山の花2
(というか、名前を知らんだけ・・・)

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激しい坂を登り切り、景信山に到着である。
ここの茶屋で、かき氷を食うことだけを励みに頑張っていたのだが、
世は無情なり!!ここにはかき氷が売っていなかった。
しばし絶望に打ちひしがれる。

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かき氷はないが、景信山には壮大な景色がある。
左奥のピークが城山のようだ。
そのさらに左が高尾山方面。ずっと、尾根を歩いてきたのだ。
いやぁ~、歩いてきた道がわかるってのは、楽しいですなぁ。

さて、影信山から陣馬山を目指すわけだが、
ここからは今までと違ってずいぶん楽な道のりとなる。
なぜかというと、あまり高低差がないからだ。

にぎやかに歩くおばさま集団の後を追いながら、
歩きやすい杉林を進む。

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しばらく行くと、道が二手に分かれている。

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看板を見てみると、「まき道」とある。
その時は意味がわからなかったが、とりあえずおばさまに続いて「まき道」を選んだ。

後で先輩が調査して下さったところによると、「まき道」とは、
「頂上部を通らずに山腹を巻いて反対側に向かう道」であるようだ。
実はこの「まき道」が頻繁に出てくるため、高低差がなく、歩きやすいのであった。

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峠っぽくない峠をいくつか越え、最後の登りを越えると、陣馬山に到着である。
360°の展望が広がって、とても気持ちがいい。

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馬にちなんだなぞ?のモニュメント。

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山頂からは、歩き疲れた膝にひびく試練の急階段を下り、
和田峠から都道521号線陣馬街道を高尾方面へ。
陣馬高原下バス停から高尾駅へと向かった。

高尾山口(9:30)~陣馬高原下バス停(16:40)、
休憩を含め7時間という、ちょうどよいしんどさの登山となった。
ちょうどよいとはいえ、翌日以降、筋肉痛に悩まされることになる。
参加していただいた先輩の皆様、ありがとうございました。


高尾山登山 ~vol.2~ [山]

高尾山登山 ~vol.1~はこちら。
http://p-ting.blog.so-net.ne.jp/2011-07-07

前回は雨と霧に惨敗した高尾山登山であったが、
翌週再度リベンジに向かった。
今日は薄曇りの空模様。登山には絶好の天気である。

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今回は陣馬山までの縦走を考慮して、
ケーブルカーという必殺技を使用することにした。
社会人になってしまったなぁと、少ししみじみする。。

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これが必殺技のケーブルカー。
ケーブルカーとしては、日本一の勾配を誇る。

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前回は歩いて1時間半かかった高尾山山頂だが、
今回は30分ちょいで到着である。
頂上の広場には、なぜかおそうじ小僧がいる。

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出発して1時間もたっていないが、早速昼食を取る。
前回と同じ茶屋で山菜そば定食を注文。

さて、いよいよここから前回リタイアした地点を越えて、
今回の目標地点である陣馬山へと向かう。

高尾山~陣馬山は、
高尾山(599m)~城山(650m)~小仏峠(560m)~景信山(727m)~何個か峠~陣馬山(857m)と、
いくつもの山を越えて歩く縦走ルートとなっている。

まずは一つ目のピークである、城山を目指す。

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高尾山~城山の途中にある一丁平。
天気のいい日ははっきりと富士山が見えるそうだ。
今日はモヤがかかっていてはっきりとは見えないが、
なんとなく、白っぽいのが見えたので、それが富士山ということにしておいた。

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名もなき山の花1
接写モードで撮影。

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高尾山から1時間で城山に到着。
頂上の茶屋は人でいっぱいである。

山盛りのかき氷がとても美味しそうだったが、
次の茶屋まで我慢することにする。

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城山からは、東海自然歩道が分岐しており、
相模湖方面へ歩いていくことができる。

どうやらこの相模湖へ抜けるルートに行く人の方が多いようで、
これより先陣馬山方面はぐっと人が少なくなる。

さすが、東海自然歩道!と思い看板を見てみると、
その終点はなんと関西の箕面であるとのこと!!

この道が関西まで続いているのか・・・と感慨深く思うも、
実際歩いて行く人はいるのだろうかと思ってしまう。。
(まぁ、実際いるのだろうけれど。。)

さて、箕面までとはいかないながらも、
陣馬山までもまだまだ長い道のりである。
小仏峠に向けて進む。

vol.3に続く。

高尾山登山 ~vol.1~ [山]

先日、6月26日の日曜日、
高尾山という小高い山に大学時代の友人と登山に出掛けた。

高尾山はケーブルカーもあり、手頃なハイキングに多くの人が訪れるらしい。
東京は山があまりないので、皆が高尾山に集まるため、すごい人が多い山だと聞いていたが、
東京に来たからには、1度は登っておかねばなるまい。

当日は三鷹台の天気は曇り。
暑すぎず、ちょうど良い天気かと思っていた。
ところが、京王高尾山口駅に着いてみると、
霧雨の降る、梅雨真っ只中といった感じの天気であった。

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ケーブルカー左手の道を進む。

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今回は6号路という道から頂上を目指す。

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なかなか山深い道を行く。
道は川沿いを登り、次第に高度を上げていく。

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頂上付近まで登ってきた。
ご覧の通り、完全にガスの中である。

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頂上に到着。
高尾山599m。高尾山口駅より1時間半くらいの道のりであった。

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頂上の茶屋にて、おそばとビール。。。
山で飲むビールの美味しさと言ったら・・・

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今日の展望は終了致しました。。。

しかし、こんな天気なのに、結構な人が登っていた。
さすが人が多い山、高尾山!!

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帰りの下り坂。確か1号路だったかな。お寺の参道を通るメインルートである。
ものすごい勾配をひざをがくがく言わせながら下る。

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無事駅まで帰還。

当初は陣馬山まで行くつもりだったのだが、
今日はあいにくの天気のため、今回はここで解散となった。

次回は、リベンジだ!!!


猪名川町、杤原~愛宕山を目指して [山]

2011年4月3日、父と猪名川町の愛宕山を目指して出発した。
ネット情報によると、正式な道はないっぽいが、頑張れば登頂できるようだった。

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