槍ヶ岳 2日目 前編 [山]
槍ヶ岳登山、2日目。
今日は槍沢ロッジから槍ヶ岳頂上を目指す、壮大な行程だ。
2日目は内容たっぷりなので、前編、後編に分けさせていただく。
1日目はこちらから。
http://p-ting.blog.so-net.ne.jp/archive/20120816
朝ご飯は5時。
早いもん順なので、行列に並ぶ。
1順目に入れなければ、さらに待つことになってしまう。
昨日の夜は雨が降っていたようだが、果たして天気は・・・
なんじゃこりゃー!!
信じられないことに雲ひとつない快晴!!
天気予報はなんだったんだ・・・!?
双眼鏡を覗けば・・・
槍ヶ岳の頂上が見えた!!
頂上には人がいるのが確認できる。
さぞかし気持ちがいいことだろう。
我々も、今日あそこまで行くのだ。
6時半、心躍らせ槍沢ロッジを出発。
30分でババ平キャンプ場。
それにしてもいい天気すぎる。。。
しばらく進むと、雪渓が現れた。
雪の上を滑らないように歩く。
雪渓の上はひんやりとした空気が漂っており、友人Kはぶるぶる震えていた。
しばらくすると、大曲に到着。
メインルートは谷を突き詰めていく沢ルートであるが、
今日は晴れているので、尾根道を歩こう!!ということで、
右に折れて、水俣乗越に向かう。
沢沿いの道を上がっていく。
しかし、途中から道らしきものがない・・・
まさか道を間違えたか??
しかし、微妙に道っぽい箇所があり、
もしかしたらそこを進めば道が現れるかも・・・と思い、
深入りしてしまう・・・そしたら。。。
なんじゃこりゃー!!!
気付けば斜度45度?くらいの急斜面に浮き石がごろごろしている所を登っていた。。。
こんなとこ絶対に登山道じゃない・・・
なんでこんな所に突き進んでしまったんだ。。。
突き進んでしまった張本人・・・
いえ、元はと言えば私が道を間違えたのが悪かったんだが・・・
登山とは怖いものである。
一歩道を間違えただけで、こんな危険地帯に。。。
一瞬脳裏を「事故」という言葉が浮かんだ瞬間だった。
「引き返す決断」と言うものがいかに大事かわかった。
落石、滑落を発生させないように気をつけながら、涙目で来た道を戻る。
そんな中でも景色だけは、最高だった。
戻ってみれば、大曲を少し過ぎた箇所で明らかにミスコースしていた。
正解は沢を渡って登山道に入るのだが、
赤い紐に気付かずそのまま沢を登ってしまったらしい。
計2時間のロス。。。
道間違いにはほんとに気をつけましょう。。。
気を取り直して、正規のルートを進む。
正規の登山ルートもつづら折りの急坂である。
しかし、浮き石が少なく、安全というものがどんなに素晴らしいかを実感する・・・
瞑想をする教祖様。
急坂過ぎるので、こまめに休憩を取りながら進む。
壮大な景色が広がる。
アルプスっぽい感じの山々。
午前11時、水俣乗越に到着。
ふ~、ものすごい上り坂だった。。。
高瀬ダム方面の景色。
ここからは展望がきく尾根道を進む。
しっかり股関節を伸ばして、Let's Go!!
目指す槍ヶ岳が見えている。
目標が見えると、俄然やる気も出てくる。
これから進む尾根道も見えている。
友人Kはものすごい軽やかな身のこなしで登り坂に強い。
休憩できそうな場所を選んでお昼休憩。
槍沢ロッジで頼んだお弁当を食べる。
お寿司っぽいご飯でなかなか美味しい。
少しずつ、槍が近くなってくる。
階段の道。
軽そうに見えるが、私の足にはかなりこたえる。。。
途中、こんな怖いハシゴが・・・
万が一手を滑らせたら終了。
一歩一歩、慎重に下る。
無事下りきった後に振り返る。
超ロングハシゴだ。。。
しかし、ものすごい所に道を作ったものだ。。。
槍ヶ岳~北鎌尾根の山容。
またもやハシゴ。
ここでハシゴに慣れておけば、槍山頂のハシゴも怖くないか。。
尾根道の怒涛の登りに足が言うことをきかなくなってくる。
暑さも容赦ない。手持ちの水が尽きかけてきた。
息が苦しく手足がしびれている。空気が薄くなってきたのか?
体力的にもかなりギリギリだ・・・
しかし景色だけは雄大で、めげそうな心を励ましてくれる。
でも高度感がかなり怖い箇所もあったりする。。。
死にそうになりながらも、ようやくヒュッテ大槍に到着。
ここでペットボトル500mを一気に飲み干す。
ホッと一息。
でも、我々に時間はない。
既に2時間ロスしてしまっているからだ。
曇らないうちに、槍の頂上に登りたい。
槍ヶ岳山荘へ向け最後の登りを進む。
ここからは1時間弱で着くはずだ。
槍ヶ岳山荘間際は、ごろごろした岩場の道となる。
ヒュッテ大槍方面を振り返ると壮大な景色が。
かなり「疲れるレベル」の高い尾根道だった。
午後2時、槍ヶ岳山荘に到着。
小屋の前は大勢の人で混みあっている。
さぁ、荷物を手放し、いよいよ槍ヶ岳にアタックだ!!
2日目 後編に続く。
http://p-ting.blog.so-net.ne.jp/archive/20120818
今日は槍沢ロッジから槍ヶ岳頂上を目指す、壮大な行程だ。
2日目は内容たっぷりなので、前編、後編に分けさせていただく。
1日目はこちらから。
http://p-ting.blog.so-net.ne.jp/archive/20120816
朝ご飯は5時。
早いもん順なので、行列に並ぶ。
1順目に入れなければ、さらに待つことになってしまう。
昨日の夜は雨が降っていたようだが、果たして天気は・・・
なんじゃこりゃー!!
信じられないことに雲ひとつない快晴!!
天気予報はなんだったんだ・・・!?
双眼鏡を覗けば・・・
槍ヶ岳の頂上が見えた!!
頂上には人がいるのが確認できる。
さぞかし気持ちがいいことだろう。
我々も、今日あそこまで行くのだ。
6時半、心躍らせ槍沢ロッジを出発。
30分でババ平キャンプ場。
それにしてもいい天気すぎる。。。
しばらく進むと、雪渓が現れた。
雪の上を滑らないように歩く。
雪渓の上はひんやりとした空気が漂っており、友人Kはぶるぶる震えていた。
しばらくすると、大曲に到着。
メインルートは谷を突き詰めていく沢ルートであるが、
今日は晴れているので、尾根道を歩こう!!ということで、
右に折れて、水俣乗越に向かう。
沢沿いの道を上がっていく。
しかし、途中から道らしきものがない・・・
まさか道を間違えたか??
しかし、微妙に道っぽい箇所があり、
もしかしたらそこを進めば道が現れるかも・・・と思い、
深入りしてしまう・・・そしたら。。。
なんじゃこりゃー!!!
気付けば斜度45度?くらいの急斜面に浮き石がごろごろしている所を登っていた。。。
こんなとこ絶対に登山道じゃない・・・
なんでこんな所に突き進んでしまったんだ。。。
突き進んでしまった張本人・・・
いえ、元はと言えば私が道を間違えたのが悪かったんだが・・・
登山とは怖いものである。
一歩道を間違えただけで、こんな危険地帯に。。。
一瞬脳裏を「事故」という言葉が浮かんだ瞬間だった。
「引き返す決断」と言うものがいかに大事かわかった。
落石、滑落を発生させないように気をつけながら、涙目で来た道を戻る。
そんな中でも景色だけは、最高だった。
戻ってみれば、大曲を少し過ぎた箇所で明らかにミスコースしていた。
正解は沢を渡って登山道に入るのだが、
赤い紐に気付かずそのまま沢を登ってしまったらしい。
計2時間のロス。。。
道間違いにはほんとに気をつけましょう。。。
気を取り直して、正規のルートを進む。
正規の登山ルートもつづら折りの急坂である。
しかし、浮き石が少なく、安全というものがどんなに素晴らしいかを実感する・・・
瞑想をする教祖様。
急坂過ぎるので、こまめに休憩を取りながら進む。
壮大な景色が広がる。
アルプスっぽい感じの山々。
午前11時、水俣乗越に到着。
ふ~、ものすごい上り坂だった。。。
高瀬ダム方面の景色。
ここからは展望がきく尾根道を進む。
しっかり股関節を伸ばして、Let's Go!!
目指す槍ヶ岳が見えている。
目標が見えると、俄然やる気も出てくる。
これから進む尾根道も見えている。
友人Kはものすごい軽やかな身のこなしで登り坂に強い。
休憩できそうな場所を選んでお昼休憩。
槍沢ロッジで頼んだお弁当を食べる。
お寿司っぽいご飯でなかなか美味しい。
少しずつ、槍が近くなってくる。
階段の道。
軽そうに見えるが、私の足にはかなりこたえる。。。
途中、こんな怖いハシゴが・・・
万が一手を滑らせたら終了。
一歩一歩、慎重に下る。
無事下りきった後に振り返る。
超ロングハシゴだ。。。
しかし、ものすごい所に道を作ったものだ。。。
槍ヶ岳~北鎌尾根の山容。
またもやハシゴ。
ここでハシゴに慣れておけば、槍山頂のハシゴも怖くないか。。
尾根道の怒涛の登りに足が言うことをきかなくなってくる。
暑さも容赦ない。手持ちの水が尽きかけてきた。
息が苦しく手足がしびれている。空気が薄くなってきたのか?
体力的にもかなりギリギリだ・・・
しかし景色だけは雄大で、めげそうな心を励ましてくれる。
でも高度感がかなり怖い箇所もあったりする。。。
死にそうになりながらも、ようやくヒュッテ大槍に到着。
ここでペットボトル500mを一気に飲み干す。
ホッと一息。
でも、我々に時間はない。
既に2時間ロスしてしまっているからだ。
曇らないうちに、槍の頂上に登りたい。
槍ヶ岳山荘へ向け最後の登りを進む。
ここからは1時間弱で着くはずだ。
槍ヶ岳山荘間際は、ごろごろした岩場の道となる。
ヒュッテ大槍方面を振り返ると壮大な景色が。
かなり「疲れるレベル」の高い尾根道だった。
午後2時、槍ヶ岳山荘に到着。
小屋の前は大勢の人で混みあっている。
さぁ、荷物を手放し、いよいよ槍ヶ岳にアタックだ!!
2日目 後編に続く。
http://p-ting.blog.so-net.ne.jp/archive/20120818
2012-08-17 12:02
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